よしきた聞きたかったセリフさくらが言ってくれた!!とテンション高めな、第玖話視聴後の私です。
やはり物語の変わり目となりました今回、さっそく感想を綴っていきましょう。
・冒頭
と、言いつつ、冒頭の狼星さまの夢部分。白い雛菊が赤く染まるとことか、雛菊さまのお顔が花に変わって散っていくところとか、だいぶ、うげぇ、な感じしましたね。まさしく悪夢です。10秒ちょっとでえっぐい映像流すじゃないですか。
狼星さまがうなされるのも、さもありなん、といった内容でありました。こんなの10年ずっと見てたんですか狼星さま。
・憔悴竜胆
自分の主への感情を自覚した竜胆。 彼もまた、やはり護衛官だったということです。
後の原作描写に少し触れる部分でもありますが、竜胆、結構早い段階から撫子さまに入れ込んでるんですよね。それこそ、詳しくは、春の舞から更に3つ先のお話である、秋の舞を呼んでいただきたいところなんですが、そこそこ務めたらやめよう、なんて思っていた彼は、しかし護衛艦として撫子さまと接する内、ある違和感を抱き、その理由を察した時から、あの際限無く甘やかす、砂糖菓子のような振る舞いを始めました。
自分が愛されている、と撫子さまが心底から信じられるように。そのことに、何一つ疑問を持たず受け入れられるように。あくまで仕事、ご機嫌取りだと言いながら、その実は一体、どちらの側にあったのか。
そんな、頭の中で考えていることと、実際の振る舞いが乖離していたのが今作登場時点の竜胆であり、果たして自分がどちら側だったのかを強制的に自覚させられたのが、今現在の竜胆、というわけです。
だいぶ憔悴して目が死んでおられますが、竜胆の魅力と魅せ場はここからです。みなさん、竜胆の株は買いましたね?それを握りしめて、今後の活躍に期待していてください。
・冬、立つ
第玖話にして、ついに春陣営と冬陣営が言葉を交わすときが来ました。電話越しではありますが。
描写自体は何度もありますが、冬にとって大切な女の子は、雛菊さまだけではありません。さくらもそうです。雛菊さまが居なくなられてから冬の里に保護されたさくらは、しかし、そこでただ守られていただけではありませんでした。さくらの存在そのものが、狼星さまにとっても、凍蝶にとっても、大きな支えになっていました。それこそ、さくらがその時冬の里に居なければ、狼星さまも凍蝶も、とっくに壊れてしまっていたほどに。最も頭が上がらない娘、という言葉は誇張でもなんでもないわけですね。
だからこそ、さくらの方から提案という形で告げられ協定の申し出は、冬の二人にとってはまさしく、氷の10年をぶち破る瞬間でもあったわけです。昔とはもう違う。耐え忍び、力を付けた今、自分たちはただ傷つけられるだけの弱い存在ではない。
今度こそ、守るべきを守り、救うべきを救える時が来た。待ちに待った氷解の日といえるでしょう。
・今回の狼星さまお可愛いらしやポインツ
いや流石にないかな、と思いつつもありました、今回唯一といっていいコミカルシーン。夏参戦に驚く狼星さまですが。
あれシンプルに嫉妬なのが面白いところ。狼星さま、友人と言えるのさくらと雛菊さまくらいしかいませんからね、今も。そんな短期間で……という驚きと、友達いないという図星突かれて、うぐっ、となっている狼星さま。丁度良い塩梅で話の緩急を付けてくれた感じがします。
・いざや、春夏秋冬の共同戦線
これですこれなんですこれが聞きたかった!
『春を咲かせよう、すべての人に春を』から続く、この一連のセリフ、ここが聞きたかったんです。
今の雛菊さまとさくらのあり方を、これ以上ないほど的確に詰め込んださくらの独白。彼女たちならではの苛烈な復讐。
それは、恨みを晴らすための復讐というより、昔とは違う今の自分たちの強さを証明する生き方の宣言だと思っています。
そんな二人が旗手となって始まる、春夏秋冬の共同戦線。何もかもに流され、攫われ、振り回されてきた彼女たちが、今度は周囲を巻き込む台風となる。
耐え忍び待ち続けた戦機は、今、まさにこの瞬間なのですから。
灰色の過去から現在へ。聳え立つ困難は果てなくとも、それを乗り越える力は今ここに。
第玖話、サブタイトルは共同戦線。春、夏、秋、冬、4つの季節が同じ舞台に上がります。
次回、第拾話、残像。立ち向かうべき敵、その正体のお披露目、と予想しつつ、次週を待とうと思います。
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